じん肺とは?

鉱物、金属、研磨材等の粉じんを吸入すると、比較的粒子の大きなものは鼻孔や気管支等に付着して「たん」となって体外に排出されますが、微細な粉じんは肺の奥深くの肺胞にまで入り込み、そこに沈着します。これらの粉じんを吸い続けると、肺内では線維増殖が起こり、肺が硬くなって呼吸が困難になります。これがじん肺です。
じん肺の初期にはほとんど症状がありませんが、病気が進んでくると呼吸器症状が出てきます。じん肺に見られる最も多い症状は咳、痰、喘鳴、息切れです。